米アップルのティム・クック最高経営責任者(CEO)は28日、決算発表後の電話会見で、中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎を巡り、感染が拡大する中国・武漢市にある複数の部品調達先に影響が出ていることを明らかにした。
クック氏は、代わりの仕入れ先があると説明し「予想される生産のロスを補う緩和策に取り組んでいる」と述べた。
武漢市以外の仕入れ先の影響については「はっきりしない」と指摘。部品会社の場所によっては、春節(旧正月)休暇明けの生産再開を1月末から2月10日に先送りしたと明らかにした。
また、中国にある直営店のうち1店を一時閉鎖したほか、アップル製品を扱う多くの店舗が閉まっている状況だと説明した。(共同)