欧州LCCがリストラ検討 737MAX導入遅れで





納入できず、駐機されているボーイング737MAX=2019年12月10日、米ワシントン州(共同)

 アイルランドに本拠を置く欧州格安航空会社(LCC)最大手のライアンエアが、操縦士らのリストラを検討している。米ボーイングの主力機「737MAX」の導入が遅れ、採算悪化が懸念されるためだ。ロイター通信が28日報じた。

 2度の墜落事故を起こし運航停止中の737MAXは、再開に必要な米当局の承認取得が今年半ば以降になる見通し。部品大手に続き、航空会社にもリストラの動きが広がる可能性が出てきた。

 ライアンエア幹部が社内文書で、夏の需要期に737MAXを10機使用する予定だったが間に合わないとして、操縦士や客室乗務員の雇用が失われる事態を排除できないと指摘した。操縦士は昨年475機に対し約5500人在籍していた。

 737MAXは燃費性能が優れ、多くのLCCが導入を計画している。(共同)



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