【シネマプレビュー】「前田建設ファンタジー営業部」





映画「前田建設ファンタジー営業部」の一場面

 アニメ「マジンガーZ」の格納庫建造の大まじめな見積もりをインターネットで公開して話題になった建設大手の前田建設。企画実現までの同社広報グループの奮闘を描いた舞台作品の映画化。笑っているうちに、引き込まれ、社員たちを応援したくなる。熱血ビジネス・コメディーだ。

 監督は、英勉(はなぶさ・つとむ)。荒唐無稽な場面も、ひるまず、高い熱量で推し進め、映像に理屈を超えた説得力をもたせてしまう。「映画 賭ケグルイ」(元年)もそうだった。一方、高杉真宙(まひろ)、上地(かみじ)雄輔、岸井ゆきの、小木博明ら出演陣も熱演で応え、不思議な相乗効果を発揮する。31日から東京・新宿バルト9、大阪・梅田ブルク7などで全国公開。1時間55分。(健)

★★★★

 (★5傑作 4見応え十分 3楽しめる 2惜しい 1がっかり ☆は半分)



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