【シネマプレビュー】「ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密」

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映画「ナイブズ・アウト」の一場面

映画「ナイブズ・アウト」の一場面

 事件は、米ニューヨーク郊外の洋館で起きる。いかにも名探偵が事件を解決するにふさわしい建物だと、変なところで感心してしまったが、たぶん、それこそライアン・ジョンソン監督の狙い。アガサ・クリスティらの系譜にある本格ミステリー作品だからだ。

 著名ミステリー作家が、85歳の誕生日の翌日、自室で遺体で見つかる。密室だ。題名の「ナイブズ・アウト」には「敵意を向け合う」「相手をおとしめる」という意味があるというが、作家の住む洋館には誕生日を祝うため集まっていた家族、作家に付き添っていた看護師、家政婦がいた。それぞれの思惑は。多額の遺産の行方は。凶器はナイフか、それとも。そして、犯人は誰なのか。

 名探偵を演じるのは007シリーズのダニエル・クレイグ。ジェームズ・ボンドとは打って変わって、椅子に座って事件を分析。ほのかなユーモアも漂わせる。小気味よいテンポの陽性のミステリー。ジョンソン監督が手がけた脚本は、アカデミー賞候補に。

 31日から東京・TOHOシネマズ日比谷、大阪・TOHOシネマズ梅田などで全国公開。2時間11分。(健)

★★★☆

 (★5傑作 4見応え十分 3楽しめる 2惜しい 1がっかり ☆は半分)

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