NECは31日、防衛事業部門などで利用している社内サーバーにサイバー攻撃を受け、保存していた2万7445件のファイルに不正アクセスがあったことを確認したと発表した。情報流出などの被害は確認されていないとしている。
NECによると、平成29年6月に社内のパソコンから外部サーバーへ不正な通信が行われていることを確認し遮断を実施。30年7月に不正通信のあったパソコンと外部サーバーとの暗号化通信の解読に成功し、不正アクセスが判明した。顧客には30年7月以降に個別に状況を説明した。
ファイルは顧客への提案書類などで、最重要の防衛機密などはネットワークから遮断した場所に保存しているという。