トランプ氏弾劾裁判、証人尋問の是非採決へ 共和党は無罪評決に自信

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29日、米ワシントンで、トランプ大統領の弾劾裁判に出席する共和党上院トップのマコネル院内総務(ロイター)

29日、米ワシントンで、トランプ大統領の弾劾裁判に出席する共和党上院トップのマコネル院内総務(ロイター)

 【ワシントン=黒瀬悦成】ウクライナ疑惑をめぐるトランプ米大統領の上院での弾劾裁判は30日、陪審員役である共和、民主両党の上院議員による、検察官役の下院民主党議員団とトランプ氏の弁護団に対する2日目の質疑応答が行われた。質疑はこの日で終了し、31日に証人尋問を行うかどうかについての採決が行われる。上院(定数100)で多数を占める共和党は過半数を確保して証人尋問を阻止し、トランプ氏を無罪とすることに自信を深めつつある。

 下院議員団と弁護団は31日、証人尋問の是非を問う採決に先立ち、それぞれ2時間の最終陳述を行う。上院共和党トップのマコネル院内総務は、証人尋問が否決され次第、同日中または2月1日にトランプ氏が有罪か無罪かを最終的に定める上院議員による採決を行いたい考えだ。

 上院の現有勢力は共和党53、民主党47。共和党議員のうち穏健派のロムニー、マカウスキ、コリンズの3氏らが証人尋問の容認派とされ、民主党が切り崩しを図った。しかし、議会紙ヒルによれば、共和党は過半数割れを食い止められたと主張しているという。

 共和党が証人尋問を阻止できれば、トランプ氏は思惑通り「潔白」の立場で2月4日の一般教書演説に臨むことができる。一方、証人尋問が行われる事態となれば、裁判は今後何週間も続く公算が大きい。

 一方、民主党のシューマー上院院内総務は、証人尋問に関する採決前の最後の抵抗として、議事進行に関する動議を連発して採決を遅らせる戦術に出るとの見方も広がっている。

 シューマー氏は21日の弾劾裁判の本格審理初日、11本の動議を出して裁判の議事手続きの進め方に関する決議案の採決入りを翌日未明までずれ込ませた。

 トランプ大統領は30日、大統領選の候補指名争いの初戦となる党員集会を4日後に控える中西部アイオワ州のデモインで支持者集会を開き、弾劾裁判について「全ての米国人のみならす世界の人々が裁判はいんちきだと理解している」と主張。「11月の大統領選では、前回に続いて民主党に無残な敗北を味わわせる」と訴えた。

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