スズキ検査不正で過料納付 過去最大の1・9億円か

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 スズキは1日、ブレーキなどの検査不正問題で、道路運送車両法違反による過料を納付したと明らかにした。金額は非公表としている。1億9千万円程度と過去最大だった可能性がある。過料は行政罰の一種で、国土交通省が昨年6月、静岡地裁に適用を通知していた。

 過料は1台当たり30万円以下と定められており、今回は特に重大な違反が確認された655台を対象とした。過料の適用を求めた台数は日産自動車やSUBARU(スバル)で発覚した検査不正を上回り過去最多だった。スズキは昨年11月に過料を納付したという。

 スズキはブレーキ検査で不合格とすべきものを合格としたり、資格を持たない従業員が検査印を使ったりする不正が判明し、200万台超のリコールを届け出た。

 スズキは手書きだった「検査チェックシート」を電子化したり、問題を風化させないよう従業員教育のための常設展示エリアを設けたりするなどの再発防止策を3月までに実施するとしている。

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