静岡の物流企業に環境融資 三菱UFJ銀が10億円


 三菱UFJ銀行は1月31日、静岡市に本社を置く中堅物流会社の鈴与に10億円を融資した。環境や社会課題の解決につながる「ESG融資」で、鈴与は環境配慮型の物流センターの建設費に充てる。

 三菱UFJ銀は、ESG融資の利子の一部を政府が負担する環境省の制度を初めて活用した。三菱UFJフィナンシャル・グループは2019~30年度でESG投融資を計20兆円実行する方針を示しており、今後も同様の取り組みを進める。

 鈴与は、断熱性能が高い外壁材や省エネ効果がある発光ダイオード(LED)照明を導入した物流センターを福岡市に建設する。二酸化炭素(CO2)の排出削減など、環境省の制度適用の条件に合致した。

 東邦銀行(福島市)や栃木銀行(宇都宮市)といった地方銀行も、環境省の制度を活用したESG融資を実行している。



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