【ワシントン支局】トランプ米大統領は4日の一般教書演説で、「米国民の生命を守るため、中東地域における米国の戦争を終結させるよう取り組んでいる」と述べた。
中東問題に関しては、イスラエルとパレスチナの新中東和平案を発表したことを説明し、地域の安定化に取り組んでいることを強調した。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)の支配地域を奪還したことや、指導者だったバグダディ容疑者を米軍の作戦で自爆し死亡させたことをアピールした。
またトランプ氏は、自身の政権で米国南部の国境を守っていくため、「前例のない取り組みを進めている」と訴え、不法入国者の取り締まりを強化していることを述べた。建設を進める国境の「壁」について約160キロを完成させた実績をアピールし、来年初めまでに約800キロ以上を完成させると表明した。