万博会場の夢洲、護岸かさ上げへ 大阪市が高潮想定

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大阪市の人工島・夢洲(左下)

大阪市の人工島・夢洲(左下)

 大阪市が過去最大クラスの台風が接近した場合の高潮被害を想定し、2025年大阪・関西万博の会場となる大阪湾の人工島「夢洲(ゆめしま)」(大阪市此花区)の護岸を1~2メートルかさ上げする方針を固めたことが6日、市への取材で分かった。波しぶきが夢洲の護岸を超えて入り込むのを防ぐためで、設計費を令和2年度当初予算案に計上する方針。

 平成30年9月の台風21号では大阪湾で過去最大の高潮が発生。夢洲には目立った被害はなかったものの、隣接する咲洲(さきしま=同市住之江区)の沿岸部に浸水被害が出た。これを受け、市は昨年7月に高潮対策検討会を設置。必要なハード整備を行うため、想定される最大規模の台風での被害検証を行った。

 その結果、最も高潮被害が大きくなるのは、昭和34年の伊勢湾台風と同規模で、台風21号と同じコースをたどった場合であることが判明。このとき、夢洲の南西護岸ではピーク時の波の高さが最大7・67メートルとなり、高さ約6メートルの護岸を超えて国の基準値以上の量の波しぶきが入り込むことが分かった。

 万博会場は海面から11メートルの高さに埋め立て整備されているため浸水被害はないが、管理車両用の通路が浸水する可能性があるため、市は護岸のかさ上げを決定。浸水被害が出ると想定された咲洲も含めて、当初予算案に工事費や設計費など約2億8700万円を計上する。大阪市域は防潮堤の高さが十分で浸水の可能性はないとしている。

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