米紙ウォールストリート・ジャーナル(WSJ)電子版は7日、ソフトバンクグループが第2弾の巨額投資ファンドの資金集めに苦戦していると報じた。ファンドの資金規模が当初予定していた約1080億ドル(約11兆8000億円)の半分未満にとどまる可能性があるとしている。
ソフトバンクは2017年に10兆円規模の「ソフトバンク・ビジョン・ファンド」を設立し、積極投資を進めてきた。しかし、出資先の米共有オフィス運営会社が企業価値を大きく落としたことなどを受け、投資家が第2ファンドへの出資を拒んでいるという。
WSJによると、台湾や日本の投資家、英スタンダード・チャータード銀行などが出資しない見通しという。出資金のほとんどはソフトバンクとなる可能性がある。(共同)