希少淡水魚「アロワナ」剥製をネットに出品 男2人を書類送検


 国際希少野生動植物種に指定されている淡水魚「アジアアロワナ」の剥製をインターネットのオークションサイトに出品したなどとして、警視庁中央署は10日、種の保存法違反(譲渡禁止、陳列・広告禁止)容疑で、甲府市の古物商の男性(73)と同県身延町の無職の男性(57)を書類送検した。

 同署によると、古物商の男性は「法に触れることは知らなかった」などと供述。無職の男性は「違反になるだろうとは思っていた」と話しているという。

 書類送検容疑は昨年7月ごろ、古物商の男性が甲府市内の古物市場で、アジアアロワナの剥製1体を来店した無職の男性に1500円で売却。同月、無職の男性がオークションに出品したなどとしている。

 アジアアロワナは東南アジアに生息し、ワシントン条約で輸出入が制限されている。同署によると、古物商の男性は「約10数年前にフリーマーケットで手に入れた」などと供述しているという。

 同署が出品された剥製を見つけ、捜査していた。



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