日本が入港拒否のクルーズ船、カンボジアに到着 





13日、カンボジア南部シアヌークビル港沖に姿を見せたクルーズ船「ウエステルダム」(AP)

 【シンガポール=森浩】新型コロナウイルスに感染した疑いのある乗客がいるとして日本などが入港を拒否したクルーズ船「ウエステルダム」が13日午前、カンボジア南部の沖合に到着した。同国南部シアヌークビルに入港する予定。日本人5人を含む約2300人が乗っており、健康確認などを経て首都プノンペン経由で順次帰途に就くとみられる。

 中国寄りの姿勢を鮮明にするカンボジアのフン・セン政権は、新型コロナウイルス流行を受けても特別な渡航制限は設けておらず、今回も入港を許可したとみられる。

 ウエステルダムは1日に香港を出発して台湾経由で日本に向かったが、日本政府が新型コロナウイルスの感染者が乗船している可能性があるとして入港を事実上拒否。その後、フィリピンやタイでも入港が認められず、寄港先を探していた。



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