千葉・ゴルフ場の鉄柱倒壊で撤去業者に表彰状 市原市

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市原ゴルフガーデンでは、全ての鉄柱が取り除かれ、更地にする工事が進んでいる=17日、千葉県市原市五井(橘川玲奈撮影)

市原ゴルフガーデンでは、全ての鉄柱が取り除かれ、更地にする工事が進んでいる=17日、千葉県市原市五井(橘川玲奈撮影)

 昨年9月の台風15号の影響で、千葉県市原市のゴルフ練習場「市原ゴルフガーデン」の鉄柱が倒壊し周辺の住宅が損壊した問題で、鉄柱の撤去を無償で請け負った東京都江戸川区の解体業者「フジムラ」に17日、同市から表彰状が贈られた。小出譲治市長は「初めて知らせを受けたとき“救いの神”が来たと思った。ありがたい限り」と功績をたたえた。

 市原ゴルフガーデンでは昨年9月9日未明、台風15号の影響で、高さ30~40メートルの鉄柱13本が倒れ、民家二十数軒に直撃し、20代の女性や当時生後3カ月の乳児がけがをした。

 倒壊翌日の10日、報道で惨状を知った同社の藤村一人会長が市に対し、同社で鉄柱の撤去を無償で行うことを提案。当初、反対する被災住民もいたが、説明を重ね全住民から了承を得て、10月28日に撤去を開始した。

 現場指揮や施工計画を行った落合誠一常務取締役は「テレビで見るよりも大変な状況だった。二次災害がないよう気をつけた」と振り返る。倒れた鉄柱と鉄柱の間には、40本以上のはりがあり、順番を間違えれば、バランスが崩れ、民家にさらなる損害や作業員にけがが出る恐れがあった。11月13日には倒れた13本の撤去も終え、損壊した民家の屋根などをブルーシートで覆う作業も行った。

 その後、ゴルフ練習場の敷地を更地にする作業も有償で引き受け、今年2月10日に倒れなかったものも含め、全ての鉄柱の撤去を終えた。

 表彰状を受け取った藤村会長は「表彰状をもらい、うれしい。住民からも感謝の言葉をもらったのもうれしかった。現場を経験した社員は、今後の災害現場で迅速に対応する自信がついたと思う」と話した。

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