18日午前8時15分ごろ、大阪市中央区の大阪メトロ御堂筋線心斎橋駅で、運転士から「ホームで焦げ臭いにおいがしている」などと申告があった。消防や警察が点検したが、煙や異臭は確認できなかった。
大阪メトロは安全確認のため、御堂筋線の全線で約2時間運転を見合わた。上下線36本に最大1時間58分の遅れが生じ、約21万4千人に影響した。
このトラブルで御堂筋線の各駅では、運転再開の見通しや代替の経路を確認する利用者が相次ぎ、改札で駅員が対応に追われた。
営業先に向かう途中だったという大阪市中央区の男性会社員(31)は「再開の時間が見通せないので、別の路線で行くしかない。約束の時間に間に合うか心配」と話し、足早に立ち去った。長野県に出張に行く予定だったIT関連の男性会社員(29)は「最寄り駅なのでいつも使うが、こんな状況はめったにない」とため息をついた。