長野県高森町で平成30年2月、町立保育園に通っていた原悠陽(ゆうひ)ちゃん=当時(4)=が園外保育中に墓石の下敷きになって死亡した事故で、県警は19日、業務上過失致死の疑いで当時園長だった女(45)と引率していた保育士の男女4人の計5人を書類送検した。
書類送検容疑は30年2月19日午前、町内の広場で園外保育中に遊ぶ範囲を広げて見守りをおろそかにし、広場に隣接する墓地で悠陽ちゃんが倒れた墓石の下敷きになり、同23日に胸部圧迫による低酸素脳症で死亡させたとしている。県警によると、全員おおむね容疑を認めている。
引率の4人は事故当日、園児46人と広場に来ており、悠陽ちゃんが墓地に行ったことに気付かなかった。元園長は同行していなかったが、県警は安全管理義務違反があったと判断した。