【インターン新聞より】富田林逃走 逃走前の窃盗未遂事件の証拠品を審理

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 勾留されていた大阪府警富田林署から逃走したとして加重逃走などの罪に問われている樋田淳也被告(32)の第2回公判が19日、大阪地裁堺支部(安永武央裁判長)で開かれた。この日は、逃走前に発生した窃盗未遂事件に関する証人尋問があり、現場に残された遺留物の証拠能力について審理が行われた。

 起訴状によると、樋田被告は平成30年5月1日、大阪府藤井寺市の路上で、女性が所持していたかばんをひったくろうとしたとされている。樋田被告は否認している。

 この日は、5人の大阪府警の警察官が証人として出廷。犯行後、現場で見つかったマスクに残されたDNAの鑑定結果について供述。同署鑑識課係長は、マスクのほか自転車を積んだ警察車両が放火されて、消火活動でぬれてしまい、そのままでは鑑定は不可能だったと説明。マスクをぬれたまま袋に入れたが、3日後に取り出して自然乾燥さ、その後に科学捜査研究所でDNA型鑑定を行ったが検出できなかったと説明した。

 さらに別の警察官がマスクの再鑑定を東海大に依頼したことを明らかにした。

 一方、弁護側は、マスクについては袋などに入れずに自転車のそばに裸の状態で置かれていたと述べ、事件の証拠として成立しないと主張した。

 警察署から逃走するという前代未聞の事件を起こしたとして審理が続いている公判だけに、法廷の中で、4人の警察官が樋田被告を監視するという極めて異例の状況。終始物々しい雰囲気に包まれていたが、樋田被告は、時折弁護士と会話する以外は静かに座っており、暴れるようなこともなかった。

 公判は、21件のうち、先に18件について裁判官のみで審理し、4月30日に判決。裁判員裁判で審理すべき強盗致傷罪など3件については、その後審理される。(角山莉奈、鈴木文也)

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