クドロー米国家経済会議委員長は25日、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスの感染拡大を「米国はしっかり抑え込んでいる」と記者団に述べた。世界的な感染拡大を受け、新たな渡航制限を検討中だと明らかにした。
クドロー氏は、米疾病対策センター(CDC)を中心に「最悪の事態に備えて先手を打っている」と指摘。「うまく対応している」と評価した。
米経済は「良い状態にある」と語り、実体経済に大きな影響は出ていないとの見方を示した。「ウイルスは永久に続く話ではない」とも話し、過剰反応しないことが重要だと強調した。
また米連邦準備制度理事会(FRB)のクラリダ副議長は同日、コロナウイルスが世界経済に与える影響を「注視している」と述べた。ただ、影響度合いを推測するのは時期尚早だとの考えを示した。