経団連、副会長に三井物産社長の安永氏ら4人


 経団連が新任の副会長に三井物産社長の安永竜夫氏(59)、みずほフィナンシャルグループ会長の佐藤康博氏(67)、三井不動産社長の菰田正信氏(65)、三井住友フィナンシャルグループ社長の太田純氏(62)の4人を起用することが28日、わかった。3月9日の会長・副会長会議で内定し、6月開催の定時総会を経て就任する。任期は2期4年。

 中西宏明会長が、デジタル化技術の進展や活用拡大によって、社会課題を解決を進める「ソサエティー5・0」を掲げている中、国際感覚に優れた経営者を選んだ。また、安永氏が50代で副会長に就任するなど、経団連役員の若返りも図っている。

 同時に、三菱UFJフィナンシャル・グループ会長の平野信行氏も副会長を務めている中で、みずほの佐藤氏、三井住友の太田氏が新たに選ばれることで、3メガバンクのトップが、経団連の副会長にそろう異例の体制となる。

 現在副会長の東京ガス相談役の岡本毅氏、三菱商事会長の小林健氏、三越伊勢丹ホールディングス特別顧問の石塚邦雄氏、三井住友フィナンシャルグループ会長の国部毅氏の4人は任期満了で退任する。



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