【ワシントン=黒瀬悦成】トランプ米政権高官は28日、3月14日に西部ネバダ州ラスベガスで予定していたトランプ大統領と東南アジア諸国連合(ASEAN)加盟10カ国首脳との特別会合の延期を決めたことを明らかにした。
政権高官は、「国際社会が新型コロナウイルスの撲滅に向け一致して取り組む中、ASEANのパートナー諸国との協議の結果、延期という難しい決断を下した」としている。
トランプ氏は、昨年11月にバンコクで開かれたASEAN関連会合に出席できなかった埋め合わせに、加盟10カ国の首脳をラスベガスに招待していた。
政権高官は「米国は、枢要な地域(である東南アジア)との関係を重要視しており、将来に会合を開けることを期待している」と強調した。