アフガン和平合意式典にポンペオ国務長官出席へ

　【ワシントン＝黒瀬悦成】トランプ米大統領は２８日、アフガニスタンのイスラム原理主義勢力タリバンと米国の和平合意に関し、ポンペオ国務長官が署名式典に立ち会うと発表した。また、エスパー国防長官がアフガニスタンの首都カブールで同国政府の代表とともに共同宣言を発表することを明らかにした。

　署名式典はカタールの首都ドーハで現地時間２９日に行われる予定。アフガン政府の代表団も式典に出席する見通しだ。

　トランプ氏は声明で「タリバンとアフガン政府が和平合意を順守すれば、アフガンでの戦争終結と駐留米軍部隊の帰還に向けた力強い道筋をつけられる」と期待を表明した。

　和平合意に基づくタリバンとアフガン政府との対話は３月１０日にも始まる見通し。トランプ氏は「アフガンの人々が自国の平和と新たな未来に向け、今回の好機を捉えるよう促したい」とした。