河井案里氏秘書を聴取 参院選巡る公選法違反事件

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河井案里氏

河井案里氏

 自民党の河井案里参院議員(46)=広島選挙区=が初当選した昨年7月の参院選を巡り、車上運動員に違法報酬が支払われたとして広島地検が関係先を家宅捜索した公選法違反事件で、案里氏の男性公設秘書が3日、任意聴取のため地検の庁舎に入った。容疑が固まり次第、立件する方針で詰めの捜査を進めている。公設秘書が公選法で規定する連座制の対象と判断されれば、案里氏が失職する可能性がある。

 地検は案里氏の夫で前法相の克行衆院議員(56)=自民、広島3区=の政策秘書らも聴取しており、報酬支払いの経緯を調べている。克行氏は事実上、案里氏の陣営を指揮していたとされ、地検は関与の有無を慎重に見極める。

 関係者によると、公設秘書は選挙期間中、陣営のスタッフとして車上運動員の仕切り役を担っていた。選挙後、公設秘書に就いた。

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