滋賀県は5日、県内で初めて新型コロナウイルスの感染者が確認されたと発表した。大津市に住む60代の男性で、現在は同市内の病院に入院しているが、快方に向かっているという。感染経路は判明していない。滋賀県は近畿で唯一、感染者が確認されていなかった。
県によると、男性は先月24日に寒気を感じ、翌25日には38・4度の熱が出たため同市内の医療機関を受診したが、インフルエンザで陰性と診断され帰宅。平熱となったため27日に出勤した。
しかし、その後も発熱が続き、同じ医療機関を4度受診。今月4日に別の医療機関を受診したところ、肺炎の疑いがあると診断され、PCR検査を実施。5日に陽性と判明した。