【シネマプレビュー】「架空OL日記」


 お笑いタレントで脚本家のバカリズムがOLになりきって書いたブログを原作に、自身が主演と脚本を担当。男性姿のまま銀行OLを演じるという大胆不敵な作品。先にドラマになっていたが、その脚本は向田邦子賞を獲得している。

 働く女性が共感するような逸話をデフォルメし、くすりと笑わせる。その「くすり」を連発し、大きな笑いを誘うのがその脚本の巧みなところ。夏帆(かほ)、臼田あさ美ら出演者たちも“怪演”を披露。楽しそうだ。

 結末は奇妙ともいえるが、それもまたいかにもバカリズムならではか。

 東京・TOHOシネマズ日比谷、大阪ステーションシティシネマなどで全国公開中。1時間40分。(健)

★★★☆

(★5傑作 4見応え十分 3楽しめる 2惜しい 1がっかり ☆は半分)



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