「本当に申し訳ございませんでした」 保釈の槙原敬之被告がファンに謝罪



謝罪後、頭を下げる槇原敬之被告=6日、湾岸警察署(長尾みなみ撮影)
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 違法薬物を所持したとして、覚せい剤取締法違反の罪などで起訴された歌手の槙原敬之(のりゆき、本名・範之)容疑者(50)が6日夜、勾留先の警視庁東京湾岸署から保釈された。

 「このたびは関係者の皆さま、ファンの皆さまに多大なるご迷惑、そしてご心配をおかけしましたことを、おわび申し上げます。本当に申し訳ございませんでした」

 午後7時ごろ、槙原被告は同署の正面玄関から姿を現した。黒縁眼鏡をかけ、黒っぽいネクタイにグレーのスーツ姿で、10秒ほど頭を下げた。その後、黒のワゴン車で同署を後にした。同署前に駆け付けた人からは「マッキー」「がんばれー」という声も聞かれた。

 東京地裁は6日、弁護側の保釈請求を認める決定をし、槙原被告側は保証金500万円を納付した。

 起訴状によると、東京都港区のマンションで平成30年、覚醒剤約0・083グラムと「ラッシュ」と飛ばれる液状の危険ドラッグ64・2ミリリットルを所持。今年2月には、渋谷区の自宅でもラッシュ約3・5ミリリットルを所持したとしている。

 捜査関係者によると、槙原被告は所持について大筋で認める一方、「長い間薬物は使っていない」と供述。尿鑑定で違法薬物の成分は検出されなかった。



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