和牛、牛乳、花…農協調査 新型コロナの影響大きく 政府やJA全中が需要喚起へ

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牛乳の需要低下が懸念されている=千葉県習志野市のイオン津田沼店

牛乳の需要低下が懸念されている=千葉県習志野市のイオン津田沼店

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、全国農業協同組合中央会(JA全中)は6日、全国の農協に影響などを聞き取り調査した結果を発表した。和牛や牛乳、花の需要減に対する懸念が大きく、政府やJA全中は、需要喚起に向けた取り組みを進める。

 和牛では特に、海外からの訪日客に需要が支えられていた高級な肉の落ち込みが大きいという。需要減に伴い、1キロ当たりの和牛枝肉の2月4週目の価格は、前年と比べて約2割安い1997円となっている。売り手からみて、和牛1頭当たり27万5千円程度の収入減になるとしている。

 JA全中の中家徹(なかや・とおる)会長は6日の定例会見で、「牛乳は喫緊の課題だ」と強調。全国での小中学校の休校でキャンセルが拡大しているといい、販売減と在庫増による需給の緩和で、生産者の所得減につながりかねない。牛乳は日持ちしないこともあり、中家氏は「廃棄処分は最悪なので、できるだけ愛飲していただけるよう、取り組んでいきたい」と、牛乳の需要喚起を進める考えを示した。 

 花は、イベントや学校行事の中止や延期が打撃だ。江藤拓農林水産相は6日の閣議後会見で、「需要が急激に減少し、キャンセルが出て、出荷ができないという状況が発生している」と強調。こうした状況を受け、家庭や職場に花を飾り、花の購入を促進する取り組み「花いっぱいプロジェクト」を始めると表明した。3月14日の「ホワイトデー」に、大事な人に花を贈ることも推奨するという。

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