NY原油急落、一時30ドル割れ 前週末から3割近く下落

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ニューヨーク証券取引所(ロイター)

ニューヨーク証券取引所(ロイター)

 8日のニューヨーク市場で原油先物相場が急落し、指標の米国産標準油種(WTI)の4月渡しが一時、1バレル=30ドルを割った。2016年2月以来ほぼ4年ぶりの安値水準で、前週末の終値からの下落率は3割近くに達した。産油国の協議が決裂し、供給過剰の懸念が高まった。

 新型コロナウイルスの感染拡大で世界的に需要低下が予想される中で、産油国による減産拡大の調整が6日に決裂。サウジアラビアの国営石油会社サウジアラムコによる原油価格の引き下げや、サウジの原油生産の拡大計画が伝わり、売りが加速した。(共同)

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