宝塚歌劇団で人気を集めた元雪組トップスターの真帆志ぶき(まほ・しぶき、本名・名和富美子=なわ・ふみこ)さんが9日、肺炎のため東京都内の自宅で死去した。87歳。川崎市出身。通夜は13日午後6時、葬儀・告別式は14日午前10時、東京都品川区西五反田5の32の20、桐ケ谷斎場で。喪主は妹、富岡久仁子(とみおか・くにこ)さん。
昭和27年に宝塚歌劇団に入団。37年に雪組トップスターとなった。娘役の加茂さくらさんとは名コンビで知られた。45年から専科に移り、46年に星組公演で主演したショー「ノバ・ボサ・ノバ」は後に再演を重ねる人気作に。50年に退団するまで、歌劇団屈指の実力派として活躍した。
平成26年、宝塚歌劇の発展に貢献したスターやスタッフをたたえる「宝塚歌劇の殿堂」に選出された。