【長野放送・アナウンサーコラム】『食』の好みの広がり 戸田山貴美





戸田山貴美

 新型コロナウイルスの感染拡大への不安が広がる中、SNS(会員制交流サイト)で誤った予防対策やデマが拡散されています。正しい情報を見極めて、冷静に対応したいものです。

 ところで、皆さんは珍味というと何を思い浮かべますか? 最近、仕事で熊鍋、コイの刺し身、カンガルーのお肉といった珍味を食べる機会がありました。いくらか戸惑いもありましたが、口にするとそのおいしさに感動し、新たな味や食感に出会うことが、珍味の魅力なのだと気づかされました。

 振り返ると、幼少期は好き嫌いが多く、よく両親を困らせていました。不思議なことに、年齢を重ねるにつれて、そうした食べ物も美味だと感じられます。今では食の好みがさらに広がり、そのありがたさを実感しています。もっとも最近は、食べ過ぎてしまうことが多いのですが…。

 感染拡大の中でこそできること。それは今一度、栄養バランスの良い食事を心掛け、ウイルスに負けない免疫力を付けることではないか-。そんなことを思っています。



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