11日の東京株式市場の日経平均株価(225種)は反落して始まり、前日終値比の下げ幅が一時、200円を超えた。ただ、その後は買い戻しの動きがあり、上げに転じる場面もみられた。
10日に景気刺激策を発表するとのトランプ米大統領の発言を受け、同日のニューヨーク株式市場のダウ工業株30種平均は4営業日ぶりに反発し、前日比1167・14ドル高と大幅上昇した。しかし、トランプ氏が記者会見に出席しなかったことで市場の期待が後退し、東京市場で売りが先行した。
割安感から買い戻しの動きもあり、前日のダウ平均と同様、荒い値動きが続いている。新型コロナウイルスの感染拡大は続いており、市場では世界経済の先行き懸念は根強い。