米格付け会社S&Pグローバル・レーティングは16日、航空機大手ボーイングの信用格付けを「シングルAマイナス」から「トリプルB」に2段階引き下げた。ボーイングは政府や議会に支援を要請している。米メディアが報じた。
ボーイングは2度の墜落事故を起こした主力機「737MAX」の運航再開が遅れており、S&Pは収支の悪化により自由に使える資金が細ると判断した。新型コロナウイルスの感染拡大に伴う航空需要の急減も、事業環境の悪化につながると指摘した。
大幅な減便を迫られた航空各社は公的支援を求めており、ボーイングも支援を要請しているとみられる。(共同)