【明美ちゃん基金】丸山市郎・駐ミャンマー大使に聞く 「大切な親日国へ恩返し」

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インタビューに応じる丸山市郎・駐ミャンマー日本大使=2月12日、ミャンマー・ヤンゴン(萩原悠久人撮影)

インタビューに応じる丸山市郎・駐ミャンマー日本大使=2月12日、ミャンマー・ヤンゴン(萩原悠久人撮影)

 国内外の心臓病の子供たちを救う「明美ちゃん基金」(産経新聞厚生文化事業団運営)のミャンマー医療支援が開始から5年を経過した。長らくミャンマーとの二国間関係に従事し、現地の事情に理解が深い丸山市郎・駐ミャンマー日本大使に、ミャンマーの医療の現状と、基金をはじめとする民間支援活動の意義などについて聞いた。

 --ミャンマーの医療の課題は

 最も大きい問題は重篤な病気になった場合、お金がなければ治療を受けられないこと。国内には十分な医療体制が整っておらず、裕福な家庭でも海外で手術を受けるため家や土地を売ったり、莫大(ばくだい)な借金を抱えたりする事例が少なくない。日本のような保険制度がなく、応急治療は救急病院で無償で受けられるとはいえ、その先は自己負担だ。

 海外で教育を受けた医師の絶対的な不足という問題もある。現代医療は医師だけでなく経験豊かな看護師や技師らの存在があって成り立つが、そうした医療システムの構築も一朝一夕ではできない

 --ミャンマーへの支援の在り方について

 民主化が進むミャンマーで、日本政府は道路や鉄道などのインフラ整備とともに、病院建設や医療器材の提供などの支援を行ってきた。ただ、政府間支援はその特性上、一人一人に焦点をあてる体制になっておらず、子供への医療、特に心臓病の子供にまで行き渡る支援は実現できていない。

 一方、明美ちゃん基金をはじめ、民間の支援は治療が受けられずに困っている人に手が届く活動を展開している。目の前の子供たちの命を救ってきた基金の支援の価値の大きさは、どれだけいっても過大ではない

 --善意を寄せた読者の方々へ

 ミャンマーと日本には連綿と続く深い絆があり、基金の活動は大切な親日国への大きな恩返しになっている。大使館としても可能な限り、基金の活動の拡充に協力させていただきたい。

 「明美ちゃん基金」への振り込みは、ゆうちょ銀行00960-1-313874(同銀行に口座をお持ちの場合、ATM、ゆうちょダイレクトからは手数料なしで振り込めます)、みずほ銀行東京中央支店・普通口座567941の「明美ちゃん基金」まで。お名前を紙面で紹介させていただきます(匿名も可)。

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