新型コロナ厳戒の中…栃木・鹿沼の小学校で卒業式 台風19号で被災

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 昨年10月の台風19号で浸水被害を受け、中学校の空き教室を借りて授業を行っていた栃木県の鹿沼市立清洲第一小学校(同市久野)の復旧工事が終了し、18日に6年生10人の卒業式が行われた。新型コロナウイルス感染予防のため規模を縮小したものの、卒業生は「思い出のある校舎で卒業できてよかった」と、笑顔で臨んだ。

 同小の校舎や体育館には、台風19号の影響で近くを流れる思川(おもいがわ)から大量の土砂が流れ込んだ。県内小中高校の中でも特に被害が大きく、児童らは新型コロナウイルスの影響による休校が始まった今月2日までの約4カ月間、約4キロ離れた同市立粟野中学校(同市口粟野)の空き教室で授業を受けていた。

 復旧作業には教職員のほか地域住民やボランティアも参加し、今月初旬に工事が終了。6年間親しんだ校舎での年度内の授業再開はかなわなかったが、卒業式が実現した。

 卒業式は在校生の出席や校歌斉唱などを取りやめ、規模を縮小。設楽(しだら)昭子校長は「お帰りなさい。間借りしている間も落ち着いて勉強していて、皆さんのすばらしさを感じました。この経験を生かしてほしい」と祝辞を述べた。卒業生は、6年間の思い出や復旧に携わった人々への感謝を大きな声で述べ、学校に別れを告げた。

 式後、遠藤輝泉倫(てるみち)くん(12)は「思い出の詰まった学校で卒業できてよかった。復旧に力を貸してくれた方々に感謝したい」と話した。大谷木梨乃(りの)さん(12)は「在校生がいないのは寂しかったけれど、ここで式ができてうれしかった。中学ではサッカー部で頑張りたい」と目標を語った。(根本和哉)

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