フィリピンを拠点にした特殊詐欺事件で、警視庁捜査2課は、盗んだキャッシュカードで現金を引き出したとして、窃盗容疑で日本人の男18人を再逮捕した。フィリピンから日本に移送後、別の窃盗容疑で逮捕されていた。
再逮捕容疑は昨年11月中旬、警察官や財務省職員に成り済まして東京都渋谷区の60代女性から盗んだキャッシュカードで、現金約300万円を引き出したとしている。
フィリピン入国管理局は昨年11月、日本に特殊詐欺の電話をかけた疑いがあるとして、マニラ首都圏マカティ市で日本人36人を拘束。捜査2課は現地に残る18人について、新型コロナウイルスの影響で移送の見通しが立っていないとしている。