米カリフォルニア州が外出禁止令 対象4000万人 NY市は見送り

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自宅でビジネスパートナーとビデオチャットで会話する男性=3月19日、米国カリフォルニア州(ロイター)

自宅でビジネスパートナーとビデオチャットで会話する男性=3月19日、米国カリフォルニア州(ロイター)
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 【ニューヨーク=上塚真由】米西部カリフォルニア州のニューソム知事は19日、新型コロナウイルスの感染拡大防止策として、州全土を対象に外出禁止令を命じた。米国の州レベルで出されるのは初めて。全米最多の約4000万人の住民を対象に、食料の買い出しなど必要な場合を除いて自宅にとどまることを義務付ける。

 ニューソム氏は19日の会見で、実施期間について「流動的で、毎日判断する」と指摘。また今後8週間で同州の人口の約56%が感染するという予測も提示した。同州ではすでにサンフランシスコ市や周辺地域で17日から同様の措置が取られており、対象を広げることで、感染拡大を食い止める考えだ。食料買い出しのほか、医療機関の受診、散歩など運動のための外出は認められるという。

 一方、ニューヨーク市のデブラジオ市長は19日、原則的に外出を禁止する「屋内避難命令」についてニューヨーク州のクオモ知事の反対があり、当面見送るとした。「最終決定をするのはニューヨーク州であり、州知事を尊重する」と述べた。デブラシオ氏は17日、48時間以内に発令の有無を判断すると発表していた。

 クオモ氏はこれまで、「実施すれば、食料や交通機関などのサービスが停止する」として社会的影響の大きさを懸念。また市だけで単独に実施しても人の移動は制限できず、効果が出ないと指摘していた。クオモ氏は、生活圏を同じとする近隣州と足並みをそろえて対策をとる必要性を強調している。

 コロナウイルス対策をめぐっては、米連邦政府も、人と人との接触を可能な限り防ぐ「社会距離戦略」を重視。10人超の集まりや外出の自粛、互いに2メートルほどの距離を保つことを国民に求めている。カリフォルニア州が外出禁止令にまで踏み切り、感染防止への効果が注目される一方、経済活動に大きな影響が出る可能性も懸念されている。

 米ジョンズホプキンス大学によると、19日時点で、米国の感染者は1万4000人を超えた。ニューヨークが最多で5711人、次いで西部ワシントン州が1376人、カリフォルニア州が1030人となっている。  

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