兵庫県尼崎市のJR尼崎駅南側の路上で17日昼、近くに住む介護施設経営、吉田修二さん(70)が顔面などをコンクリートブロックで殴られ殺害された事件で、兵庫県警尼崎東署捜査本部は22日、殺人の疑いで、市内に住む無職の男(44)を逮捕した。県警は男の認否を明らかにしていない。
捜査関係者によると、男は吉田さんが経営する介護施設の利用者とみられ、統合失調症を患っていた。県警はこれまで、2人の間のトラブルに関する相談は受けていなかった。
男は犯行後、駅の北側に徒歩で逃走したため、県警が行方を追っていた。
逮捕容疑は17日午前11時5分ごろ、JR尼崎駅南側の路上で、吉田さんの顔や頭をコンクリートブロックで複数回殴り殺害したとしている。吉田さんの死因は外傷性のくも膜下出血だった。