中国政府は22日、北京への新型コロナウイルスのさらなる流入を防ぐため、北京首都国際空港に向かう全ての国際便の検疫手続きを上海浦東など別の空港計12カ所で23日から行うと発表した。機体をいったん別の空港に着陸させ、搭乗客はその空港で検疫と入国手続きを受け、問題がなければ同じ機体で北京に向かう。
感染が疑われれば立ち寄り先で経過観察を受けることになりそうだ。
12カ所は上海浦東のほか天津、河北省石家荘、山西省太原、内モンゴル自治区フフホト、山東省の済南と青島、江蘇省南京、遼寧省の瀋陽と大連、河南省鄭州、陝西省西安の各空港。
中国は20日から一部の北京行き国際便を対象に別空港で検疫を実施していた。
また上海市は22日、全ての国・地域からの入国者に対してウイルス検査を行うと発表した。
(北京、上海 共同)