東北新幹線、スマホ圏外ほぼ解消　青森９トンネルで通話ＯＫ

　総務省東北総合通信局は２３日、東北新幹線の八戸（青森県八戸市）－新青森（青森市）間にある９トンネル内で、３１日からスマートフォンや携帯電話の通話・通信が可能になると発表した。東北新幹線のほぼ全線で、電波が届くようになる。

　同通信局によると、通話などが可能になるのはＮＴＴドコモとＫＤＤＩ（ａｕ）、ソフトバンクの利用者。総事業費約３０億円をかけ、計約３２・７キロのトンネル内にアンテナを設置し、付近に基地局の設備を置く工事をしていた。

　残る不通区間は新青森駅付近の１トンネルで、今年夏ごろに工事が完了する見通し。