新型コロナウイルスの感染拡大を受けてイベントなどが相次いで中止されているが、感染リスクが低いとされる屋外では、色とりどりの花が「今が盛り」と春の訪れを告げている。スマートフォン一つあれば、写真撮影に加えて、インターネットで花の名前を検索するなどの楽しみが広がる。ソメイヨシノの見頃はまだの関西だが、大阪府内おすすめの“花見スポット”を紹介する。(北村博子)
服部緑地都市緑化植物園(豊中市)の「椿山」はこの時期、約500品種1150本のツバキのうち、開花しているものが最多。見頃は4月上旬まで続くという。同園の名物であるシダレザクラの大木はもうすぐ見頃。クリスマスローズやトサミズキ、アーモンドなども満開の花が来園者を迎える。高校生以上220円。中学生以下無料。火曜休園。
長居植物園(大阪市東住吉区)では、アーモンドやアンズの花が見頃。サクラは、エドヒガンやオオシマザクラ、ヨウコウザクラなどの早咲き系がまもなく満開になりそう。早咲きの花が終わる頃にはソメイヨシノが咲き始めるとみられ、“サクラのリレー”が楽しめる。高校生以上200円。中学生以下無料。月曜休園
府立花の文化園(河内長野市)では、クリスマスローズガーデン一面に白やピンクの花が咲きそろった。来週初めにはエドヒガンが見頃に。28日~4月5日には、サクラのライトアップも行われる。温室は入場規制中だが一部を屋外展示。同じく休業中のレストランは4月3日まで、メニューの一部をテークアウトで販売している。大人550円、高校生230円。中学生以下無料。月曜休園。
和泉リサイクル環境公園(和泉市)は、黄色のラッパスイセン約4万球が一斉に開花。ナノハナやムラサキハナナの花畑もある。約4万5千球のチューリップの開花も始まっており、これから4月上旬にかけて見ごたえが増すという。入場無料。月曜休園。