連休明け23日の東京株式市場は、日経平均株価(225種)は3営業日ぶりに大幅反発した。新型コロナウイルスの世界的な感染拡大による市場の混乱に対し、日銀が上場投資信託(ETF)を購入するとの観測が買い材料となり、一時500円に迫る上げ幅で1万7000円を回復した。
終値は連休前の19日の終値と比べ334円95銭高の1万6887円78銭だった。東証株価指数(TOPIX)は8・79ポイント高の1292・01。出来高は約26億9700万株。
朝方は国際的に東京五輪の開催延期を求める声が強まる中、安倍晋三首相が参院予算委員会で状況により開催延期も容認する考えを示したことが不安材料となった。感染への懸念からアジア市場が軒並み下落したことも相場の重しとなった。