河井案里氏秘書ら2人起訴 連座制で失職の可能性

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 自民党の河井案里参院議員(46)=広島選挙区=が初当選した昨年7月の参院選で車上運動員に違法報酬を支払ったとして、広島地検は24日、公選法違反(買収)の罪で案里氏の公設秘書、立道浩容疑者(54)と、案里氏の夫の克行前法相(57)=自民、衆院広島3区=の政策秘書、高谷真介容疑者(43)を起訴した。

 地検は立道被告について連座制の適用対象となる組織的選挙運動管理者に当たるとみて、迅速に審理する「百日裁判」を申し立てた。有罪が確定すれば案里氏が失職する可能性が出てきた。

 起訴状によると、両被告は昨年7月19~23日ごろ、14回にわたり案里氏の選挙事務所など6カ所で、選挙カーでアナウンスする車上運動員14人に対し計204万円を手渡すなどし、日当1万5000円の法定上限を超える報酬を提供したとしている。

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