【静岡活躍企業】サンロフト 幼保保育のシステムで先生の負担軽減





サンロフトの松田敏孝社長

 保育園や幼稚園を対象としたシステムや企業の日報システムなどを開発し、先生たちの負担を軽減できるサービスを提供するサンロフト。(定額制の)サブスクリプションのビジネスモデルへの進化を図るとともに、地域貢献にも力が入る。(那須慎一)

 --なぜ起業したか、また企業理念は

 「東芝勤務時に、『J-3100』というパソコン(PC)が発売になりました。ラップトップコンピューターと呼ばれたこの機種はコンパクトで、大ヒット商品になりました。このPC用のソフトウエアを開発してもらうために、多くのソフトメーカーを訪問する機会に恵まれました。その際に、ソフトメーカーのポテンシャルを実感し、PCビジネスにのめり込んでいきました。父に呼ばれて地元に戻りましたが、PC、ソフトウエアのパワーを地元企業にお届けしたいと考え、『明るく夢のある情報化社会の実現を目指して、テクノロジーを親しみやすく提供する』という理念のもとに起業を決意しました」

 --現在注力している事業内容や主なターゲットは

 「IT業界の変化は速く、起業した頃とは様相が一変しています。クラウドの時代に応じて、自社開発した保育園などの先生たちの負担が軽減できるようなウェブサービスを全国に提供する事業が始まっています。ウェブサービスの全国展開は、業界や用途を絞り込み、特定のお客さまに選ばれ続けることが求められます。月々少額のシステム利用料をいただくモデルになりますので、顧客獲得のためのスピードも大切です。一方で、地元企業のお客さまには、旧来のような省力化のためだけのシステムではなく、営業、マーケティングなどの分野でも幅広くIT活用支援できるよう態勢を整えています」

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