自民党の河井案里参院議員(46)=広島選挙区=が初当選した昨年7月の参院選で車上運動員に違法報酬を支払ったとして公選法違反(買収)の罪で起訴された案里氏の公設秘書、立道(たてみち)浩被告(54)と、案里氏の夫の克行前法相(57)=自民、衆院広島3区=の政策秘書、高谷真介被告(43)の弁護人は25日、広島地裁に保釈を請求した。
起訴状によると、両被告は昨年7月19~23日ごろ、14回にわたり案里氏の選挙事務所などで、選挙カーでアナウンスする車上運動員14人に計204万円を手渡すなどし、日当1万5千円の法定上限を超える報酬を支払ったとしている。