【シンガポール=森浩】アフガニスタンの首都カブールで25日、少数派シーク教徒の礼拝施設を武装集団が襲撃し、内務省によると少なくとも25人が死亡、8人が負傷した。イスラム教スンニ派過激組織「イスラム国」(IS)が犯行を主張した。
襲撃発生時、施設内には信者ら約150人が礼拝のために集まっていた。異教徒を敵視するISは、これまでもアフガン国内でシーク教徒を攻撃する事件を起こしている。
米国とイスラム原理主義勢力タリバンは2月29日に和平に合意したが、政府とタリバンの戦闘が続くなどアフガン国内の治安は回復していない。