【シネマプレビュー】「悲しみより、もっと悲しい物語」

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映画「悲しみより、もっと悲しい物語」の一場面

映画「悲しみより、もっと悲しい物語」の一場面

 韓国映画「悲しみよりもっと悲しい物語」(2009年)を台湾でリメーク。K(リウ・イーハオ)とクリーム(アイビー・チェン)の、まさに“悲しみより悲しい”愛の物語は、見る人の涙を絞る。

 ともに家族を失ったKとクリームは高校時代に出会い、やがてKの家で家族のように暮らし始める。だが、白血病で余命宣告されたKは病気を隠し、クリームを歯科医師に嫁がせる。

 韓国の“本家”の脚本が実に巧みで、こちらのギャビン・リン監督もそれをほぼ忠実に再構成。Kの視点で語られた物語が、クリームの結婚式を境に、クリームの視点から語り直される。それまでのKの思いを知っている観客は、クリームが明らかにする事実に驚き、胸が締めつけられるだろう。2人は身勝手かもしれないが、だからこそ、その思いの深さは底しれないのである。

 物語を整理し、音楽の使い方を含め、極めてスタイリッシュに仕上げたのはリン監督の手腕。根本的な問題だが、韓流の“病気もの”を受容できるなら星4つ。

 4月3日から東京・新宿武蔵野館、大阪・シネマート心斎橋などで全国順次公開。1時間46分。(健)

★★★☆

 (★5傑作 4見応え十分 3楽しめる 2惜しい 1がっかり ☆は半分)

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