米ジョンズ・ホプキンズ大の25日の集計によると、新型コロナウイルス感染症による死者が世界全体で2万人を超えた。20日に1万人を上回ったばかりで、わずか5日で倍増。感染者も45万人以上となった。欧州に続き、米国でも感染者が急増しており、拡大局面が続く中、新たな展開を見せている。
死者が最も多いのはイタリアで、スペインが続く。両国は3月中旬以降はほぼ横ばいで推移してきた中国の死者数を超えている。
WHOの24日付状況報告によると、欧州地域事務所管内(旧ソ連諸国を含む)が感染者の約52%、死者の約63%を占めており、依然として欧州が世界で最も被害が大きい地域となっている。
しかし、前日からの新規感染者の約27%は米国から計上されており、増加ペースが顕著になっている。米メディアによると米東部時間25日時点で、米国の感染者は5万9502人。804人が死亡した。(ジュネーブ 共同)