富田林逃走「加重逃走罪の成立明らか」検察側論告

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樋田淳也被告(大阪府警提供)

樋田淳也被告(大阪府警提供)

 大阪府警富田林署で勾留中に逃走したとして、加重逃走罪などに問われた樋田(ひだ)淳也被告(32)の公判が27日、大阪地裁堺支部(安永武央裁判長)であり、検察側は論告で面会室の仕切り板の破損状況などから「逃走は計画的で、被告自身が逃げるために壊したことは明らか」とした。弁護側は被告ではない第三者が損壊したと主張し、同罪は成立しないと訴えた。

 裁判は区分審理のため、この日は求刑せず、今後開かれる裁判員裁判でまとめて行う見通し。4月30日に有罪か無罪かの判断を示す部分判決が言い渡される。

 検察側は、被告の居室に当直担当署員の勤務日を記したメモがあったなどとし「計画性が強く推認できる」と指摘。第三者が仕切り板を壊したとする被告側の主張は「荒唐無稽で信用できない」とした。

 弁護側は、面会室の扉の開閉を知らせるブザーの電池が抜かれるなど、同署の留置体制の不備に言及。署員らが2時間以上も面会室の状況を確認していなかったとし、「第三者が入ることは容易な状況だった」とも指摘。被告による仕切り板の損壊には合理的な疑いが残ると主張した。

 被告は加重逃走のほか、窃盗や強制性交等など計21件で起訴。このうち18件は裁判官のみで、強盗致傷など3件は裁判員裁判でそれぞれ審理される。部分判決を踏まえて量刑を判断し、全体の判決は7月3日に言い渡される見通し。

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