運転免許証の更新時講習を担当する東京都交通安全協会の60代の男性職員が新型コロナウイルスに感染した鮫洲運転免許試験場(品川区)で、男性が倦怠(けんたい)感の症状が出て以降、100人を講習していたことが1日、警視庁運転免許本部への取材で分かった。
運転免許本部によると、男性は3月26日から倦怠感を覚え、27日に発熱。両日に計5回の講習を行い、約100人が受講していた。
男性が受け持った講習は、26日が午前9時15分~10時15分(一般運転者)▽午後0時10分~2時10分(違反運転者・初回更新者)。27日が午後0時15分~1時15分(一般運転者)▽3時半~4時(優良運転者)▽4時10分~同40分(同)-の計5回。
運転免許本部は受講した約100人に個別に連絡を取る方針。問い合わせは鮫洲運転免許試験場(03・3474・1374)。
警視庁は男性の感染を受け、同試験場を今月1日から当面の間閉鎖している。