春の全国交通安全運動(6~15日)を前に、埼玉県警は3日、県出身の女優でタレントの鈴木梨央さん(15)を「春の交通安全運動広報アンバサダー」に委嘱した。県警本部で委嘱状を受け取った鈴木さんは「自転車に乗るときはヘルメットを」と呼びかけた。
今年に入り、県内の交通事故死者数は33人に上り、約3分の1は自転車に乗っていたときに事故に遭っている。県警は「自転車乗用中の事故防止」を重点目標に掲げ、左右の安全確認の徹底やゆとりを持った横断を促す。
新型コロナウイルス感染拡大の影響で、県警は、予定していた111件の交通安全イベントのうち92件の中止を決め、動画などでPRを展開する。鈴木さんが出演した動画は16日から動画投稿サイト「ユーチューブ」で公開する予定だ。