トランプ氏、日本からの入国禁止「検討」　拒否は問題視せず

　【ワシントン＝黒瀬悦成】トランプ米大統領は２日、ホワイトハウスでの記者会見で、日本政府が米国を入国拒否の対象にすることを決めたことに関し、米政権も日本からの入国禁止措置を「検討している」と明らかにした。

　トランプ氏は日本政府の措置について「承知している」とし、「彼らは自国を守ろうとしており、私たちも祖国を守らなくてはならない」と述べ、問題視しない考えを明らかにした。

　トランプ氏はまた、自身が中国からの入国制限の強化をいち早く指示し、米国での感染拡大を遅らせたと改めて指摘。「さまざまな入国禁止を検討している」とも語り、感染拡大の阻止に向けた水際対策の重要性を強調した。